見張り塔からずっと
ボブ・ディランの名曲 「All Along the Watchtower」 の日本語タイトルは「見張り塔からずっと」です。自分はボブ・ディランのアルバムにある風を感じる曲が好きでこの曲は風がうなる感じがあり、名作アルバム「John Wesley Harding」の中でも一番好きな曲のひとつです。
ボブ・ディランの難解な歌詞
この曲はボブ・ディランの曲の中でも難解な歌詩の曲だそうで、日本語タイトルに違和感があると思っていました。なんで王子様たちが見張り塔からずっと眺め続けているのだろう。「Along the Watchtower」だから「見張り塔に沿って」じゃ無いのかな。「ずっと」と訳すとこの曲の緊迫感が台無しです。
漫画バビロン大富豪の教え
先日読んで終わった「漫画バビロン大富豪の教え」という本に、奴隷の身分から大商人になった古代バビロニアの大富豪の話が書かれていました。この本からなぜ奴隷制度が出来たのか、バビロニア人の暮らしや、大富豪と王様の力関係などの時代背景を知ることが出来ました。
古代バビロニアの時代背景
改めて古代バビロニアの時代背景を理解した上で、この「All Along the Watchtower」の歌詞を読み直してみると、歌詞の意味が迫力と共に映像として見えてきました。なんて緊迫感のある素晴らしい曲なのかとこの頃のボブ・ディランの才能に感心するばかりです。
最後に
これまでボブ・ディランの歌詞の翻訳本、ユダヤ教の教典の翻訳、英語インターネットの情報を読んでも分からなかったことが、漫画で視覚的に理解できて頭に残るのですから漫画って本当に素晴らしいですね。生涯理解できないで終わりそうでしたが、新しいことが1つ分かった事はとても嬉しいです。
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